電子タバコの選び方

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初めての電子タバコ購入 - 使い始めればすぐに当たり前になってしまう事が意外に難しい。
もしも貴方が「マルボロに近い味のフィルターはどれだろう?」等という疑問を抱いているのであれば、とりあえず続きを読んでおかないと、すぐに後悔する事になりますね。

電子タバコは大まかに「バッテリー・アトマイザー・カートリッジ」の三つの部位からなっていてカートリッジ内のインナーにはリキッド(電子タバコ液)を注入した綿が詰められます。

つまり「○○味」というのはこのリキッドによって決まるため、電子タバコの機種には依存しません。
詰め替え使用前提なので「カートリッジ」と呼ぶわけですが、対してコレを「フィルター」と称する機種やショップは使い捨てが前提になっているわけです。
電子タバコはその特許権利派生的に、ほぼ100%が中国で製造されているのですが、いかにも「日本製」を装って法外とも思える値付けで販売しているブランドの多くがこの「フィルター」表記を採用していますね。
そしてそれらの多くが、中国のショップにおいては、申し訳無さそうに隅の方に破格で掲載されている古い製品のリネーム品。
国内の電子タバコをとりまく環境が、はっきりいって縁日の屋台のような状況であることは、電子タバコ・ユーザーなら殆どが知っている事実です。

味の種類はリキッドで決まりますがBlueCigのF3シリーズのように、煙量にも大きく影響するリキッドもあります。
そして同じリキッドを使用しても、アトマイザー(小型電熱器)の性能やクセによって、煙量や風味がかなり違ったものになります。
また、Cartomizer(カトマイザー)と呼ばれる2ピースタイプのものは、アトマイザーとカートリッジが一体型になったもので、アトマイザー・タイプよりも容量・煙量ともに多く、煙質もかなり異なると言って差し支えないと思います。
カトマイザーに関してメーカーサイドは使い捨てを想定して製造していますが、実際にはリキッドを詰め替えて経済的に運用するユーザーが殆どです。

さらにバッテリーも標準は3.7~4.2vと共通電圧ですが、制御基盤のプログラムによって吹き上がりの良いものや、じっくりと甘味を引き出すの適したものなどの差異が生まれます。
また、気流センサー搭載のAutomaticバッテリーはリキッド浸透により破損しやすく、面倒でも壊れにくい手動スイッチタイプのバッテリーが初心者には優しくなっています。
バッテリー容量は100mAh〜200mAhの物が主流で吸いっぱなしにしたら一本あたり15分〜20分程度で終了してしまいますが、コレは本物のタバコ1本の消費が16吸い平均ですので、紙巻き煙草10本分以上の吸引回数に相当します。

昨今2ch等で話題の中心となっているMOD機種は、海外製の大容量バッテリー(乾電池型)を用いて、終日バッテリー交換無しで運用できるようにしたもので、中には6.0v仕様の大火力のものもあります。
大火力になると煙量は増え味も濃くなりますが、物には適量がありますので、7.2v等になるとちょっといただけない感アリというのが個人的感想です。
つまり、MODというのは機種というよりも巨大な電池ケースの事ですね。

機種互換表バッテリーとアトマイザー(もしくはカトマイザー)はネジ式で装着するものが殆ど。
このネジ径やオスメスが機種ごとで異なりますが、昨今登場したAdapterを中間に挟む事で、異機種間の接続も可能になっています。

【電子タバコの選び方】
さて、それではいよいよ実際に選定に入るとしましょう。
前述のように「マルボロ味に近い」等の要素は、電子タバコの選定では無くリキッドの選定になりますので、色んなショップの色んなリキッドを実際に試して好みの一本を探し出すのが基本です。
他人の好みのリキッドをズバリ言い当ててオススメするのは煙草を吸った事の無い人にマイルドセブンとセブンスターの味の違いを説明するくらい困難な事ですから。

では何を基準に電子タバコを選ぶのか?
それは煙質(煙量)運用シーンです。
少なくとも先の互換表に名があがっている機種は、品質というかクラス的にはいずれも一長ある候補として良い製品ですが、どれもが最初の一本に適しているわけではありません。

そして最初の一本として特に気にすべき事は「煙量」です。
本物のタバコにはニコチン以外にもタールや一酸化炭素が多量に含まれており、吸引時の喉に引っかかるような刺激はこれらの影響も強く受けています。
ニコチン入りリキッドでかなり刺激は得られるとはいえ、最初は「煙草じゃなーい><)。」という負の印象が強く出がちですから、煙草以上の煙量を誇る爆煙で「煙草よりスゲェ!」という印象を与える事が大事です。
ちなみに同様の理由からニコチンレス・リキッドは論外です。
世の中には「ニコチン摂取していたら禁煙にならない」と、著しく誤解されている方もいらっしゃいますが、とりあえず発がん性物質なのはニコチンでは無くタールなので間違わないように。リキッドは毎月購入するものですから、もしも健康マニアとしての目覚めがあり、ニコチンなどの刺激物摂取もやめたくなったらその時にニコチンレスのリキッドに変えれば良いだけの事です。

MOD CASE with LT-V9 Cartomizerそして煙量・煙質のみで考えたならチートMOD+LT-V9 Cartomizerが最強という事を、否定する方は一人もいらっしゃらないんでは無いでしょうか?
※チートMOD=3.7v定格より大きな電圧のMOD

しかしながらLT-V9 Cartomizerは入手性が悪く、代替案としてチートMOD+KR808D-1 Cartomizerが妥当なラインとしてあげられます。

勿論味わい的にAtomizerタイプの方が好みという場合や、リキッド補充の容易さから901や510のAtomizerをおされる方も少なく無いとは思いますが、洗浄や空焚き問題等を加味すれば「失敗したら捨ててしまえ」が通用するカトマイザーは初心者にこそ有効だと思われます。

DSE601「リキッドをこまめに充填するのは面倒で」というものぐさな方にはパイプ型の601もオススメです。
他機種とは互換が無いため表には載せていませんが、丸一日カートリッジ交換が必要無い人もいるくらい大容量。
バッテリーもMODと同じ汎用リチウム電池の大容量。
極めつけに3.7v定格ではLT-V9に次ぐ大煙量で味わいもしっかりあります。
難点は、気流センサーがリキッドに浸かって一ヶ月〜三ヶ月でオシャカになってしまう事ですね。

ここまで読んで「MODも601も形状的にちょっと・・・できればタバコ型がいいんですが?」
大多数の初電子タバコな方はそう思われると思います。

LT-V9 Complete Setその場合、一年前であればLT-V9とバッテリー大人買いを「月のタバコ代と考えれば安いもんでしょ?」とススメていたワケですが、現在は独自開発のリキッドによる爆煙フォローが可能になっていますので、やはり510一択でおすすめする事になるかと思います。

味わい的には401や901の方が上等なのですが「煙量」というキーワードを重視すれば510です。

JOYE510 Manual PCC Set加えて「運用シーン」という方面から考えても、PCC(単独充電器内蔵ケース)がスプリング式で使いやすい510のポイントは高いです。
休憩時間に一服というスタイルの方であれば、510一本にPCCでも回していく事が可能です。

510 to 901 Adapter(to use KR808D-1 Cartomizer)アダプタを介して、510バッテリーに901アトマイザーやKR808D-1カトマイザーを選択する手もあるのですが、この場合510でも901でも808でも無くなってしまうため呼び名に困りますね。
BlueCigではこのような異種互換運用をCHIMERAと名付けてパッケージングしたりもしています。

【結論】長々論拠について書いて来ましたが、端的に結論を言えば以下の通り。

「形状には拘らないのでとにかく国産家電並みに長期間使える頑丈なものが欲しい方」→MOD+KR808D-1 Cartomizer

「それ以外の方」→510 PCCセット

オマケでリキッドについても迷ったらコレを買っておけ系を挙げておきます。
「510を選んだ」→Xiongmao LiquidのTiny Devil 16mg(近日発売)
「Cartomizer機種を選んだ」→Turbo Liquid Nostalgic Tobaccoの24mgにF3のSTEEL TOBACCOをブレンド。
「メンソーラーなんですが・・・」→F3のDRY MENTHOLかMenthol Cigaretteに適当なニコチン入りリキッドをブレンド。

以上、2010.01.12現在の選定です。
電子タバコは消耗品なので、最初の一本は「リアル煙草に後戻りしない!」をテーマに選びましょう。
そっから先はめくるめく趣味の世界なので、お好きなものを選ぶという事で。

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