FAQ – 1mgのマルボロを吸っています。どのリキッドを買えばいいですか?

この質問にきちんとお答えするには、まず煙草の主成分3つについてよくご理解頂く必要があります。

ニコチン・タール・一酸化炭素の3つですね。

煙草の煙の内、ニコチンと一酸化炭素を除いたものの総称として『タール』という表現が用いられており、煙草=肺がんというイメージを生み出した悪者はこの『タール』になります。


有名所ではダイオキシンなどがこのタールに含まれますが、実際に何百種の発がん性物質が含まれているかについては嫌煙家の皆さんの感情論が働くせいか、統一的情報が少ないようです。

品種ごとの風味の違いもこのタールに左右されるところが大きく、つまり、マルボロと同じ味のリキッドは基本的に存在し得ないという事が容易に想像できます。

一酸化炭素に関しては余り意識されていませんが、一昔前はストーブの不完全燃焼によるところの一酸化中毒で亡くなられる方も少なくなかったくらいに生命の危機と直結した物質です。

「ニコクラ」と称される喫煙時の脱力感は実際はニコチンによるものではなく、この一酸化炭素吸引による貧血に近い現象がその正体です。

そして一番注目のニコチン。

煙草といえばニコチンのイメージで、物凄い悪者扱いされていますが、上記二者に比べればかわいいものと言わざるを得ません。
ニコチンパッチなどが医療認可を取得できている事からもその意味は想像出来ると思います。

故に、ニコチンレス・リキッドにこだわって禁煙が成らず、減煙にとどまっているというのは正直かなりナンセンスに思えます。

とはいえ、ニコチンは劇物。
体力のない子供などには厳禁ですし、高濃度のものを一気飲みしたりすれば大人でもショック死してしまいます。

そしてニコチンを摂取すると脳内血管がキュキュっと締まって気持ちイイので、麻薬級の依存症になります。

ニコチン依存によってタバコが止められず、一酸化炭素で血管がボロボロになり、タールで癌になるという3連コンボが喫煙の健康害のメカニズムですね。

ニコチン入りのPGリキッドを用いる事で、脳のニコチン依存症を充足させながらも一酸化炭素とタールの健康害と縁を切るという電子タバコのどのあたりが「禁煙に効果なし」なのか、判定を下したアフリカの医師とやらの懐具合が気になって仕方がないわけですが、そういう事を書くコーナーではありませんね。

さて、本題に戻ります。

1mgのマルボロという表現の場合、実際はタール1mgのニコチン0.1mgのマルボロを指すと解釈すべきと思われます。
この0.1mgは、煙草一本を煙にした場合の煙中のニコチン含有量ですので、『FAQ – カートリッジ1個でどのくらい吸えますか?』の計算を元に吸引時間総量的に電子タバコ換算すると、リキッド0.1ml中のニコチン含有量になります。

電子タバコのリキッド濃度表記は1g(約1ml)中のニコチン含有量ですから、例えば16mgのTiny Devilであれば、煙草と同等表記にした場合、1.6mgとなり、実にマルボロ1mgの16倍になります。

単にニコチン依存部分の充足ということであれば時間摂取でそのまま計算できますから、16倍に薄めたTDで充分という事ですね。
MOD流行あたりからの高濃度流行を考えると、ちょっと驚きの数字かも知れません。

考えて見ればおっさんが電子タバコを始めた頃のLTでは6mgが主力でしたし、16mgといえば最もきついExtra Highの濃度です。

しかしながら、電子タバコには前述のタールや一酸化炭素という負荷刺激が無い為、リアル煙草からの乗換初期にはある程度過度の刺激で脳をごまかしてやらなければなりません。

メンソーラーの方であれば少量のニコチンとDRY MENTHOLで簡単に本物以上の強刺激を確保できるのですが、煙草味系をご所望の方だとこれは難題になります。

そこで電子タバコの祖とも言うべきRUYANは、ニコチンに匹敵する依存味覚『甘み』でこれを補おうと考えたのでは無いでしょうか。

生まれて初めて吸った煙草が『旨い』と感じた人は極めて稀だと思います。
もしも煙草そっくりの味のジュースがあったら、貴方はそれを好んで飲むでしょうか?
これが嗜好品の面白いところです。

継続して摂取しなければわからない旨味があるわけですね。
そして非喫煙者には同じ「煙」であっても、日頃マルボロを吸っている方がマイルドセブンを吸ったらそれは耐え難い味なわけで、とても電子タバコのリキッドがそれをトレースする事はできません。

よって電子タバコのリキッドを探す場合は「〇〇煙草と似た味」という探し方ではなく、新たな嗜好品として、自分の好む味を新規に求める必要があります。

人間の味覚など錯覚以外の何ものでもありませんから、好みのリキッド、もしくはブレンドを探し当てると、脳が勝手に補完して「マルボロ1mgの味だ!」と誤解してくれたりします。

つまり結論的に、この問に対する正解は存在しえません。
それは煙草を吸ったことのない人の「僕が吸ったら旨いと感じる煙草を教えてください」という問に等しいものなのです。

そして電子タバコに完全移行した後は味覚嗜好がどんどん変化していきますから、古株ユーザーの好みがそのまま初めての方に当てはまるとも限りません。

但し、傾向として男性喫煙者の多くは最初のうち、RUYANの流れを汲むグローバル・スタンダート、Dekangな甘みを嫌うことが多いため、XMリキッドのTiny Devilをベースに、F3のSTEEL TOBACCOや他のリキッドをブレンドして好みに仕上げていくのが、BlueCig流の鉄板ではあります。

F3 STEEL(通称:鉄タバ)は、Dekangの甘さにすっかり慣れ親しんでしまった方には強烈なクセ味ですが、リアル煙草からの移行期にはアクセントとしてかなり有効。
そのまま虜になってしまう方も少なくなく、これだけ賛否両論別れるリキッドでありながら、ニコチンレス部門での販売数量はDRY MENTHOLを抜いて一位になってしまっています。

無論、総合一位はダントツでTDです。

これまでの紙巻たばこの代替品としてではなく、新たにパイプや葉巻の世界に踏む込むようなつもりで、好みのリキッドを探すのがおすすめですね。


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